
「Ig」とは、免疫グロブリン(immunoglobulin)の略称です。免疫グロブリンは、脊椎動物の血液や体液中にある抗体としての機能と構造を持つタンパク質の総称で、細菌やウイルスなど特定の抗原を特異的に認識・結合し、その破壊を助ける「免疫応答」において重要な役割を果たしています。免疫グロブリンは大きく5種類に分類され、それぞれ異なった働きをしています。
■免疫グロブリンの5つの種類

■感染症予防に欠かせない「IgA抗体」
免疫細胞によって作られる「免疫グロブリンA(IgA)」は、体外と体内を隔てる粘膜面で病原体の体内への侵入をブロックするという、感染症予防に重要な役割を担っています。IgAは、IgGなどと比較して抗原特異性が低く、様々な病原体に結合できるため、全身の粘膜面において細菌やウイルスなどの病原体の体内への侵入を防いでくれます。IgAの分泌量が増えることは、様々な感染症予防に寄与すると言えます。逆にIgAの分泌量が少ない場合には、病気や風邪になるリスクが高まります。IgAの分泌量は、加齢やストレスによって低下します。


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特定非営利活動法人 生涯健康学習研究会



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