
■ストレスと免疫
日常生活のなかで免疫の働きを低下させる最大の要素はストレスであり、現代がストレス社会であることです。
年齢に関係なく、生体防御力はストレスによって大きく低下します。若ければ免疫の復元力は高いですが、それでも油断をするとストレスに負けて思わぬ病気や風邪等に罹ってしまいます。
ストレスと免疫の関係性については様々な研究が行われていますが、典型的な例はストレスと胃潰瘍の関係です。
ストレスは、元々は原始時代、人類の祖先が襲撃を受けた時などに、体が一時的に取らざるを得ない臨戦態勢を意味していました。戦いに備えて血糖値・血圧・心拍数などが一時的に上昇するとともに、免疫力も一時的に抑制されます。現代社会では、身体的な脅威を受けることは稀ですが、精神的なストレス源には事欠かず、免疫力は常に脅威に晒されています。
人は、ストレスを感じ(受け)てから、それが体に現れる(体感)されるまでには、大きく3段階に分かれるといわれています。
■ストレスの3段階
①第1段階:「警告期」警告期と呼ばれ、血糖値・血圧・心拍数・呼吸数などが一時的に上がり、交感神経優位となりストレスの要因に備えます。
②第2段階:「抵抗期」抵抗期と呼ばれる、受けたストレスに慣れてしまっている時期。現代社会では多くの人がこの抵抗期(慣れの時期)に浸っています。しかし、この時期のストレスは表面化しにくいだけで、心身の深い所では、ストレス反応(断続的なアドレナリンホルモンの分泌や、交感神経優位)が起こっており、疲労が徐々に蓄積し、免疫力が低下してきます。
③第3段階:「疲憊期」疲憊期と呼ばれる、受けてきたストレスに耐えられなくなり、疲労困憊する時期です。免疫力が急激に低下して、深刻な疾病に陥ることがあります。
★ストレスのコントロールには…第2段階の抵抗期の間に、できる限りストレス慣れから抜け出して、ストレスの要因を断続させること(カラダを動かす、休憩を取る・気晴らしをする・好きなことに没頭する等)が重要です。
また「呼吸法」や「ヨガ」、「瞑想」によって副交感神経優位に導き、心身を整えることも有効とされています。ストレスが如何に、我々の体に影響を及ぼすのか、ということを理解し、自分でも出来ることから取り組み、免疫力を高め、予防することが大切です。




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